緑雨の「取分け好かぬ物」
○今の世に取分け好かぬ物はと、飽(あ)くまでわれを片意地に仕做(しな)したる人の、わざとの如く問寄(といよせ)るに答へて、壮士芝居と電話と、瓶詰の酒と也。一たびも自ら誂(あつら)へしことなし、掛けしことなし、観(み)しことなし。
斎藤緑雨の「あられ酒」にある一節です。明治30年頃の新しいものが分かりますね。「へそまがり」の明治の作家緑雨には、瓶詰めの酒はおいしそうに見えなかったのでしょうか。今の酒パックの酒は飲まないというのとは多分違います。
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