草野心平の酒
こんなこともあった。朝眼がさめると、いつもの奥の六畳で寝ていた。直感で隣の部屋にも誰か寝ていそうな気がしたので障子をあけると、河上徹太郎がぼんやり天井を見ていた。眼がさめたばかりらしく「ここどこだい?」「吉原だよ」「吉原?」彼のほっぺたに苦笑いがわいた。われわれは前夜新宿で飲んでたがここまでノシてきたのである。他の人たちは初めてなのだから発起人は私だったことになる。吉田のおかみと伊藤信吉も一緒だったそうである。
☆★☆★☆★おすすめサイト情報☆★☆★☆★
秋田の情報 リス情報 アイス工房 クラシック音楽 南極と北極 への付く言葉 ザ・和歌山 産業とは! 世界の演劇 慣用句集 かの付く言葉 七五三 靴に囲まれて 日本の演劇 熊本の湯めぐり 食の文化 お寺案内 骨の調べ 地震のおこり 筋肉事典 湯・香川 アロマ広場 チョコレート戦争 アジアの美術 よの付く言葉 スポーツのあゆみ くの付く言葉 名犬マルチーズ 雨模様 猫ニャン 柴犬について 生命の誕生 りんごのほっぺ 日本の建築 家電の昔 江戸の歴史 湯・茨城 湯・山口 安土桃山時代 湯・長崎 裁判所について アリさんの一日 カラオケ・ばんばん 星と光たち オリンピックの驚き 海のお話 ウサギの秘密 めの付く言葉 音楽歴史 まの付く言葉 バレンタインデー たばこ禁煙 酒に飲まれて 地層の作り 神社案内 未知の宇宙 脳と神経
帰るとき吉田のおかみは気になって河上と私の金をしらべたそうだが、からっきしなので二千円ほどかおるちゃんに無理に渡していったそうだ。キトクなこともあるもんだと河上と私はかげ口をたたいた。枕頭にのこっていたビールの残りを飲んでから私たちは改めて本格的にまたはじめた。「おい」と河上がいった。「こんな飲み方をしているのは、もうお前とおれ位になっちゃたな。小林(秀雄)や林(房雄)も無茶しなくなったし…」「おれはあんまりしらないが、石川淳はどうなんだい?」「そうか、そうだな、あれも以前とはちがうな」